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ステージ紹介
​ステージ紹介
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(文:高嶋昌二)

​Ⅰ たのしいコーラス

このステージはポップス&ギャグの「たのしいコーラス」、どうぞお気楽モードで脱力してお聴きください。
ただし、緊急事態宣言下でのコンサート、今日は目をみはるほどお客様が少ないはずです。

決死の覚悟で来られた方々には心から感謝を申し上げる一方、皆様の責任も重大なのです。
コロナにおける「マスク・手洗い」と同様、このステージの成否は皆様の「拍手・笑い声」にかかっているのです。
ディスタンスも充分なはず、どうぞ面白い時は存分に笑い、面白くなくてもとりあえず笑い、いつも洗いすぎてカサカサの手が腫れ上がるほどの拍手で、このステージを盛り上げてください。
ほんま、お願いします(泣)

​Ⅱ 作曲家と共に

いよいよ本日の超目玉、作曲家・木下牧子さんの登場です。

(以前私が某合唱団に客演したとき、プログラムに「本日の大目玉」と書かれました。どういう意味?)


このステージでは、膨大な数の牧子さんの合唱曲の中から、厳選した6曲を演奏いたします。
うたうたいの実力的に無理な曲は当然除外したのですが、それでも相当背伸びしています。
その拙さを補って余りある、牧子さんの生トークをお楽しみに、どうぞ温かい心でお聴きください。

​Ⅲ 混声合唱組曲「地平線のかなたへ」

谷川俊太郎さんの詩による合唱曲集「地平線のかなたへ」は、牧子さんの代表作のひとつで、むせかえるような青春の香りにあふれ、若者にとっては切実な、われわれ大人には酸い甘い思いがこぼれる名曲ばかりです。

春に

美しいメロディーとシンプルなハーモニーに酔いしれますが、そこで歌われているのは、思春期・反抗期の入り口に立つ少年の、名状しがたい苛立ちです。

その尖鋭な一句がアルトによって歌われます。どうぞお聞き逃しなく。

サッカーによせて
「サッカーの歌」ではありません。

谷川さんの目を通すと、サッカーの中にも深淵な人生の真理が見えるのです。

今私たちには「コロナ」という球が蹴り込まれています。

二十億光年の孤独
1952年に初めて刊行された谷川さんの詩集の表題作。

かつて例をみない瑞々しい感性が、牧子さんの手にかかると、転調に次ぐ転調、そしてめくるめく疾走感に、聴くと歌うとでは大違いの隠れた難曲になってしまいました。

卒業式
中学校の卒業式あたりの光景でしょうか。誰にでも、まばゆいばかりの未来があるのです。
生きにくさを感じている若い人たちにこそ、幸多かれと祈りながら歌いたいと思います。

ネロー愛された小さな犬に
たった2年であっけなく死んでしまった愛犬ネロ。

18歳の少年にとってその喪失感は衝撃でしたが、悲しみを反芻することで彼の心の眼は、ひとつまたひとつと開かれてゆきます。

「そして  僕はやっぱり歩いてゆくだろう
 …………………………………………
 すべての新しいことを知るために
 そして  すべての僕の質問に自ら答えるために」

外見からは窺い知ることのできない、少年の壮大な成長譚なのです。
 

プロフィール
プロフィール
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Guest

 

作曲家 木下 牧子

「作曲家とともに」のステージで登場されます

​プロフィール詳細は公式サイトをご覧ください

指揮者 高嶋 昌二

1979年京都大学文学部卒。同年より27年間、大阪府立淀川工業高校(現淀川工科高校)国語科教諭。グリークラブを創設し、初心者ばかりの男子高校生を率いて、関西合唱コンクール金賞25回、全日本合唱コンクールに17回出場し金賞11回、文部科学大臣賞をはじめ特別賞8回受賞。
その他「メンズ・ウィード」「同志社混声合唱団こまくさ」「合唱団ことのは」「混声合唱団うたうたい」でも全国大会に出場、金賞4回、銀賞8回など。
2006年に同校を退職。グリークラブの指導を続けるかたわら、現在8団体の常任指揮者。全国での客演、講習会、コンクール審査も数多い。
大阪府合唱連盟理事長。関西合唱連盟副理事長。

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ピアノ 藤澤 篤子

相愛女子大学(現相愛大学)音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。
ソロ活動の他、オーケストラや多くの声楽家、合唱団と、リサイタル、コンクール、CD録音などで共演。東芝EMIより「日本の四季」「方舟」、BMGビクターより「風に鳴る笛」がCD録音されている。
2002年2月に開催された『サウンド・ルート2002日本⇔ロシア』にて、高嶋みどり作曲≪マウイの風ピアノのための≫を初演し好評を得た。

最近では、2018年 千原英喜作品 ~音の画集~星月夜ピアノリサイタル。

2019年 M.ピラティ『ピアノと弦楽のための組曲』を本邦初演。

1994年関西合唱連盟長井賞受賞。2008年京都府合唱連盟藤堂賞受賞。

​ヴォイストレーナー 北村 雅彦

東京藝術大学音楽学部声楽家卒業。大阪音楽大学音楽研究科修了。​

1987年フランス音楽コンクール声楽部門第2位入賞と同時に日仏音楽協会賞=関西賞、毎日放送賞受賞。

1993年第6回和歌山音楽コンクール声楽部門(一般の部)第1位入賞。8回のリサイタルの他、「メサイア」(ヘンデル)、「聖チェチーリアのミサ」(グノー)、「レクィエム」(モーツァルト)等のソリストを務める。

そのかたわら指揮者、ヴォイストレーナー、合唱指導者としても活躍。

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練習ピアニスト 吉田 菜々子

福岡女学院高校音楽科を経て、福岡教育大学芸術課程音楽コース卒業、同大学院演奏学コース修了。第30、31回 福岡県高等学校音楽コンクール金賞、第25回 九州山口ジュニアピアノコンクール高校の部最優秀賞、九州・山口音楽協会会長賞、第70回全日本学生音楽コンクール北九州大会声楽部門伴奏賞。韓国釜山にて、第4回韓日新人演奏会出演。第41回新進演奏家育成プロジェクト オーケストラ・シリーズにて九州交響楽団と共演。
現在、福岡を中心に、ソロ、伴奏、合唱ピアニストとして様々な演奏活動を行う傍ら、後進の指導にもあたっている。

中村学園大学・短期大学部非常勤助手、上智福岡高校非常勤講師。

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